コラム休眠顧客・顧客維持

2026年7月24日

休眠顧客へのアプローチ方法・再接触のタイミングと進め方

休眠顧客とは何か、何ヶ月で休眠とみなすかの基準、再接触のタイミング・きっかけの作り方、CRMで休眠顧客を管理する方法を解説します。

「以前は利用してくれていたのに、最近は全く連絡がない」という顧客が増えてくると、どうアプローチすべきか悩む方は多いです。休眠顧客への再接触は、新規顧客の獲得よりも関係の土台があるぶん、うまくいく可能性があります。この記事では、休眠顧客の定義・増える原因・再接触のタイミングと進め方・CRMを使った管理方法を整理します。

この記事で分かること

  • 休眠顧客とは何か・何ヶ月経ったら休眠とみなすか
  • 休眠顧客への再接触のタイミングときっかけの作り方
  • CRMで休眠顧客を自動検出して管理する方法

休眠顧客とは・何ヶ月経ったら休眠か

休眠顧客とは、過去に取引・サービス利用・問い合わせなどの接触があったにもかかわらず、一定期間以上連絡や取引が途絶えている顧客のことです。「完全に関係が終わった」わけではなく、何らかのきっかけで再び関係が動く可能性を持っている顧客といえます。

「何ヶ月経ったら休眠か」という基準は業種によって異なります。毎月利用するようなサービス(月次顧問・定期購入など)では2〜3か月が目安になります。年に数回の取引が普通の業種(リフォーム・高額サービスなど)では、1〜2年以上を休眠の目安とすることもあります。

自分のビジネスの標準的な顧客の利用頻度を基準に「この期間以上連絡がない顧客は要注意」という定義を設けることが大切です。定義がなければ「いつの顧客が休眠か」を把握できず、アプローチの優先順位も立てられません。

休眠顧客が増える原因

休眠顧客が増える原因は、必ずしも「顧客が不満を持って離れた」とは限りません。多くの場合、以下のような理由で自然に接触が途切れています。

こちらからフォローをしていなかった

顧客は多くの場合、「用事があれば連絡する」という受け身のスタンスです。こちらから連絡しなければ、接触が途切れていくことが自然な流れです。

顧客の状況・ニーズが変化した

顧客自身の状況が変わり、一時的にサービスの必要性が薄まることがあります。ライフステージの変化・予算の変化・担当者の交代などが原因です。

競合他社に乗り換えた

別のサービス・製品に移行した場合。ただし、このケースでも再接触することで戻ってくる可能性があります。

何となく連絡しづらくなった

「久しぶりすぎて連絡しにくい」と感じている場合もあります。これは双方に起こりうることで、こちらから自然なきっかけを作れば解消できます。

休眠顧客への再接触タイミング

休眠顧客への再接触を考えるとき、「いつ連絡するか」は重要です。無作為に連絡するより、自然なきっかけがあるタイミングを選ぶことで、受け入れられやすくなります。

再接触に適したタイミングとして、年末・年始・年度初め(4月)・お盆前後などの節目は、「ご挨拶」の形で連絡しやすいタイミングです。また、業界に関連するニュース・法改正・季節イベントなど、「お役に立てる情報があった」という理由があるときも自然です。

CRMに対応履歴が残っている場合は、「以前おっしゃっていた○○について、その後いかがですか」という形で、過去の会話を起点にした自然な再接触ができます。これが最も受け入れられやすいアプローチの一つです。

再接触のきっかけの作り方

「久しぶりに連絡する理由が見つからない」という場合でも、工夫次第で自然なきっかけを作ることができます。

  • 近況確認:「ご無沙汰しております。その後いかがでしょうか」というシンプルな挨拶
  • 有益情報の提供:「以前ご相談いただいた件に関連して、参考になる情報があったので」
  • サービス・機能の更新:「このたび新しいサービスを始めましたので、ご案内させていただきました」
  • アンケート・ご意見募集:「以前ご利用いただいた際の感想をお聞きできますか」
  • 記念日・節目のお知らせ:「初めてご依頼いただいてから○周年を迎えました」

最初の再接触は「何かを売ろうとする」より「近況確認・関係再構築」を目的にするほうが自然です。まず関係を温め直すことを優先し、ニーズが出てきたときに対応できる状態を作ることが目標です。

休眠顧客をCRMで管理する方法

休眠顧客の管理にCRMが有効な理由は、「誰が休眠状態にあるかを自動で把握できる」点です。顧客リストが多くなると、記憶や感覚で「最近連絡していない顧客」を特定するのは現実的ではありません。

NexusCRMの長期未連絡顧客の自動検出機能を使うと、設定した期間以上連絡がない顧客を自動で抽出し、メール通知してくれます。この機能を使って「90日以上連絡のない顧客」を定期的に確認する運用にすると、休眠が深まる前にアプローチできます。

また、顧客ステータスに「休眠」を設定しておくことで、ダッシュボードで休眠顧客を一覧確認できます。定期的に休眠リストを見直し、再接触を試みる顧客を選んでアプローチする流れを作ると、休眠顧客への対応が仕組み化されます。

再接触後は対応履歴にメモを残し、「いつどんな内容で連絡したか」「反応はどうだったか」を記録しておきます。これが次回のフォローの参考になり、継続的な関係再構築につながります。

よくある質問

Q. 休眠顧客への再接触の成功率はどれくらいですか

業種・関係性・休眠期間によって大きく異なります。一般的に、過去に良好な関係があった顧客への再接触は、全く関係のない新規顧客へのアプローチより反応を得やすいとされています。ただし、保証できる数値はなく、連絡の内容・タイミング・関係の深さによって変わります。

Q. 何度もフォローして良いですか

1回連絡して反応がなかった場合、数か月後に異なるきっかけで再度試みることは問題ありません。ただし、短い間隔で何度も連絡するのは相手に対して負担になる場合があります。反応がない場合は無理にアプローチを続けるより、間隔を空けて別のきっかけを待つほうが長期的な関係には良い結果をもたらすことが多いです。

Q. 再接触に使うべきチャネルはありますか

過去の対応履歴から「どの手段で連絡していたか」を確認し、同じチャネルで連絡するのが基本です。メールで連絡していた顧客にはメール、電話が中心だった顧客には電話が自然です。CRMの対応履歴に過去の連絡手段が記録されていれば、確認してから選べます。

まとめ

  • 休眠顧客の定義は業種によって異なる。自分のビジネスの標準的な連絡頻度を基準に「何ヶ月以上で休眠」を設定する
  • 再接触のきっかけは「以前の会話を踏まえた確認」や「節目の挨拶」など、自然なものが受け入れられやすい
  • CRMの自動検出機能とステータス管理で、休眠顧客を見落とさず仕組みとして管理できる

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