コラムCRMの選び方

2025年2月1日

CRM選びで機能数より確認すべきこと

CRMを選ぶとき、機能の豊富さより先に確認すべきポイントを整理します。続けられるか、導入の手間はどうか、自社の規模に合った価格かなど、実際の選定基準を解説。

「機能が多い=良いCRM」ではない理由

CRMを比較するとき、機能の一覧を見て「これだけ揃っていれば十分」と判断しがちです。しかし、特に小規模事業者や個人事業主にとって、機能の豊富さは必ずしも使いやすさに直結しません。

実際に導入してから「機能は多いが、使いこなせていない」「入力が面倒で続かなくなった」という経験をされた方もいます。CRM選びで先に確認すべきことは、機能数ではなく「実際に続けて使えるか」という点です。

CRMを選ぶ前に確認すること

1. 日常の入力が最小限で済むか

CRMが続かない最大の理由の一つは「入力の手間」です。顧客を登録するたびに多くの項目を埋めなければならないツールは、忙しい日々の中で続けることが難しくなります。「名前・連絡先・最後にやり取りした日」だけ入力しても使えるツールから始める方が現実的です。

2. 導入・初期設定に時間がかからないか

大企業向けCRMは、初期設定・カスタマイズ・社員トレーニングに数日〜数週間かかることがあります。少人数の事業者にとって、そのコストは大きな負担です。登録してすぐに使い始められるか、初期設定がシンプルかを確認してください。

3. スマートフォンから問題なく使えるか

外出中・移動中でも顧客情報を確認したい場面があります。スマートフォンでの表示・入力が快適かどうかは、実際に試してから確認することをお勧めします。

4. 既存データを取り込めるか

名刺・手帳・ExcelリストなどからCRMへ情報を移すとき、CSVインポート機能があるかどうかは重要です。一から手入力しなければならない場合、移行の労力が大きくなります。

5. 料金が事業規模に合っているか

大企業向けCRMの価格は、少人数での利用には高すぎることがあります。ユーザー数・顧客数に応じた料金体系か、無料プランで試せるかを確認してください。顧客50件以下で始めるなら、まず無料プランで十分な場合があります。

6. フォローアップ通知機能があるか

CRMを使う主な目的の一つが「フォロー漏れを防ぐこと」であれば、通知機能があるかどうかは重要な選定基準です。長期間連絡のない顧客を自動で通知してくれる機能があると、日常的なフォロー管理が楽になります。

無料で試してから判断する

CRMを選ぶ際に最も重要なのは「実際に使ってみること」です。機能比較表を見るだけでは、使いやすさは分かりません。無料プランや試用期間があるツールは、実際の操作感を確かめてから契約を決断できます。

試す際は、実際の業務で使う場面を想定して確認してください。「顧客を登録する」「メモを残す」「フォロー通知を設定する」という3つの操作が、ストレスなくできるかが判断基準になります。

「今すぐ必要な機能」から考える

CRMを選ぶとき、「将来こんな機能が必要になるかもしれない」という視点で選ぶと、現在の規模には過大な機能・価格のツールを選んでしまうことがあります。

まず「今すぐ必要なこと」を整理してみてください。多くの場合、最初は以下の3点で十分です。

  • 顧客の基本情報(名前・連絡先)を一か所に登録できる
  • 対応履歴をメモとして残せる
  • 長期間連絡していない顧客を通知してくれる

これらが揃っていれば、最初の段階としては十分に機能します。使いながら「もう少しこういう機能が欲しい」と感じてから、機能の充実したプランに移行することもできます。

まとめ

CRM選びで最初に確認すべきは、機能数よりも「続けやすいか」「自社規模に合った価格か」「無料で試せるか」です。高機能なツールが自社に合うとは限らず、シンプルで続けやすいものが結果として活用されることが多くあります。

まず無料プランで試してみて、実際の操作感を確認してから判断することをお勧めします。

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